夜、歯ぎしりをする人は多いようですが、歯ぎしりは歯に大きなダメージを与えます。歯にひびが入ったり欠けたりするだけでなく、歯の交合面の表面まですり減る可能性があります。その上、長期間歯ぎしりを続けている内に、エナメル質がすり減ってぞうげ質まで減ってしまい、熱さや冷たさに敏感になったり、歯に痛みを感じることもあります。
ナイトガード(歯ぎしり防止用具)を装着すると、歯の代わりにナイトガードに付いているプラスチックがすり減るだけで、歯には影響がなくなります。また、ナイトガードはクッションの役割もし、顎の関節も保護します。ナイトガードを装着しないと、歯ぎしりをする時に、顎の筋肉にとても強い力が掛かることになります。歯を強く噛みしめ、顎関節に力を掛けることにより、顎の骨が摩擦を起こし、大変な痛みを生じる場合があります。まず、顎関節の痛みを防止することが、歯ぎしりを治すよりも大事なので、もし歯ぎしりの問題があるのでしたら、歯科医にご自分に合ったナイトガードを処方してもらうことを強くお勧めします。処置には痛みを伴わず、コストは通常300-1000ドル程度。歯が欠けた箇所にクラウンを被せたり、顎関節に力が掛かって痛みが起きることを考えると、試してみる価値は充分にあると思います。
ナイトガードを装着すると、クラウンの破損も防ぐことができます。ただし、10年前に被せた前歯が痛むというご質問については、歯ぎしり以外の原因によるものではないかと思われます(と言っても、歯ぎしりが原因で歯の根元にひびが入り、前歯が痛むということも考えられますが)。原因が何であれ、歯科医にレントゲンを撮ってもらい、症状をはっきりさせることが必要です。おそらくその原因は、歯ぎしりだけによるものではないでしょう。 回答:古山ジーン先生(ウォーターサイド・デンタル・グループ/NY) 212-683-6260
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