YUMI (スタンドアップコメディアン・女優)
専門:スタンドアップコメディアン・女優
年齢:n/a

スタンドアップコメディアンとして日々、アメリカ人に笑いを提供しているYUMIさんは今、新しい世界の扉を開こうとしている。自分と同じようにアメリカで夢を追い求めている日本人仲間との活動だ。渡米してからこれまで、多くのアメリカ人に支えられてきた。アメリカ人として生きようと努力もしてきたが、世界中から夢をもった人が集まるNYでひとりで生きていくことは簡単じゃない。一方で日本を飛び出し、この地で夢をかなえようとしている日本人は多い。そんな「新日系人」のネットワークを生かせたなら、もっと自然な自分が出せるはずだ。そう感じたYUMIさんは5月、日本人アーティストたちとともに「ジャパンフェスティバル」を開催、新しい自分に挑戦する。

人生の転機は2回。渡米したときとNYに来たとき

  英語を勉強するためにシアトルに留学、卒業するとNYに移りOL生活に入った。アメリカ人の友人が欲しいとアクティングスクールに通ったのが「この世界にハマッた」きっかけだ。「周りの友人たちがみな、私のことを面白いからコメディアンになったらいいと薦めるので」スタンドアップコメディアンの道を選ぶ。書くことが好きだったこともあり、今は自分で脚本を書いて自演していると言う。日本人とアメリカ人の違いや、アメリカ人が日本人によく質問する内容を面白おかしいストーリーに仕上げる。「NYに来てこの世界に入り、自分の世界が開けた気がする」とYUMIさん。「親元を離れて初めてアメリカに来たとき、周りの人たちが家族のように自分を迎えてくれて、新しい自分を発見していった。私は人生の転機を2度、アメリカで迎えた」と言う。これまでの自分の経験を元にしたストーリーで、秋頃をメドに自作自演のショーをやりたいと準備中だ。

新日系人ネットワークで新しい世界を切り開く

とはいえ、夢をもった人たちが世界中から集まるこのNYで戦っていくことは難しい。例えばアクセント。「アメリカで生まれ育った日系人と競ううえでは相当なハンディ。アクセントがある限りは芸者など、限られた役しか与えられない」。成人してからアメリカに渡った人間が、完全なアメリカ人になるにはムリがある。日本人でもアメリカ人でもない中途半端な自分。「アメリカ人になろうと努力してきたけれど、そんなことは求められていないんじゃないか。もっと日本人である自分を前面に出してもいいんじゃないか」。
そんなことを考えているときに日本人のアーティストたちと知り合う機会を得た。日本に暮らしていた頃は日本になじめなかった自分だが、ここで出会った人は皆、自分と同じような経験をしており、通じ合うものがある。日本人に対する意識が一気に変わった。同じような夢を持った仲間と共に活動したい。
  そんな思いが結集し、2003年5月24日からウイリアムズバーグで初めてのジャパンフェスティバルが開催される。写真家やイラストレーター、ダンサーなど二十数名の日本人が参加する予定だ。「日本人でもアメリカ人でもないという中途半端さを逆に、自分たちの強みにしていきたい」。新日系人たちの新しい挑戦が始まる。


 

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