新井佐恵子  (IRI USA 社長)
専門:IRI USA 社長
年齢:n/a
出身地:神奈川県出身

中央大学経済学部卒業後、日本公認会計士を目指し受験校に通う。その後アーサー・アンダーセン(朝日監査法人)に入社。92年、日本公認会計士開業登録。翌年、会計事務所に転職し、3年間税務に携わる。その後MBA留学を目指して退社。英語学校に通うが、97年、IRIの社長、藤原洋氏にスカウトされ、総務経理部長として入社。2000年2月にIRI USA, Inc.がニューヨークに設立。2000年4月、同社CFOに就任する。現在、IRI USA,Inc.のPresident & CEOとして日・米間を行き来する多忙な毎日を送る。

夢は平和で穏やかで愛に 満ち溢れた人が一人でも多くなること

「元気な女性をサポートしたい。それが今の私の夢だから」。そう語る女性がニューヨークにいた。東証マザーズ第一号上場を果たしたインターネット総合研究所(IRI)の創業メンバーであり、アメリカ子会社IRI USAの社長である新井佐恵子さんだ。インタビュー場所に指定された事務所兼自宅は、マンハッタンを一望できるミッドタウンの四十階。室内はデザイナーによってアンティーク調に統一されている。誰もがあこがれるような生活を手にした新井さんだが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。キャリアを積む過程で女性特有の壁に何度もぶつかり、乗り越えてきた。その経験を踏まえて今、後に続く女性を支援したいという。

 新井さんは大学を卒業後、公認会計士として監査業務や中小企業のコンサルティングなどを手掛けてきた。次のステップとして一つの会社の中でコントローラー的に全体の財務をみたいと考え、MBAの取得を決意したのは1996年のことだ。日本でやっとベンチャーという言葉が使われ始めたころだった。だが勉強中にIRIの創業メンバーと知り合う機会があり、強く誘われた末、総務経理部長としてメンバーに加わることになる。会社はわずか3年で上場、アメリカ進出をきっかけに新井さんは現地子会社のCFO(最高財務責任者)として2000年に渡米した。
  女性の公認会計士は増えているとはいえ、まだまだ少数だ。会計士がベンチャー企業に所属することも珍しい。さらに上場企業のCFOが女性というのは稀有なケースといっていい。このため新井さんは、いろいろな企業と付き合う中で様々な偏見と向き合わなければならなかった。「特に資金調達の面で女性は男性より苦労する」。同じ女性の先輩に聞きたいと思ったことは何度もあったが、残念ながら新井さんの周りにはそういう女性はいなかった。

  一方で、偏見に屈することなく活躍の場を広げる新井さんを見て、友人の女性が会計士を目指すようになったり、部下の女性が努力して役員に昇格したりした。「凡人の私の存在が励みになったのならうれしい。自分の経験が少しでも役立つなら力になりたい」と、コンタクトをとってくる女性には最優先で時間を空けることにしている。新井さんの大きな夢は「平和で穏やかで愛に満ち溢れた人が一人でも多くなること」。そのために自分の経験を惜しみなく提供していこうとの思いを強くしている。

 

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