奈良沢芳則  (JAGRASS・代表)

「日本人学生による 日本人学生のための団体 JAGRASS」

JAGRASS
代表

ボストン地区を中心とした日本人大学院生の組織団体JAGRASS。最近では企業からのスポンサー協力も受け、さらにその活動内容を拡大している。今年で設立10年目を迎えたJAGRASSの現代表、奈良沢さんにお話をうかがった。奈良沢さんは現在、Harvard John F. Kennedy School of Government(ハーバードケネディ行政大学院)に在籍し、e-business とNPO Managementの融合を研究する現役の学生。また、来年一年間はINSEAD(インシアード経営大学院)に在籍する予定だという。

Q:JAGRASSとはどのような団体ですか?

「JAGRASSはThe Japanese Graduate Student Society of Greater Bostonの略で、1990年にボストン地区の日本人大学院生の懇親を目的として設立された非営利団体です。私も含め、ボードメンバーはすべて現役学生で組織、運営されています」

Q:JAGRASSの具体的な活動内容を教えて下さい。

「年に数回のパーティー主催とメーリングリスト、ウェブページを通じた情報交換を行っています。また今年から『Internet Venture Forum』と題し、日本のベンチャー企業の経営者を講師に招いて、全米各地で講演会を予定しています。第一回目は6月10日にシリコンバレー、6月12日にニューヨークで、21世紀のマイクロソフトと呼ばれるm-businessの旗手Cybirdの副社長をお招きして講演会を開催しました」

Q:会員にはどのような方々がいるのでしょうか?

「現在登録会員は300名程度で、Harvard、MIT、BU、Fletcher School、Babson、Brandeisなどボストン地区の大学院生が中心です。しかし、昨年からDartmouth、Columbiaなどボストン地区以外のイーストコーストの大学院生にも対象を拡げています」

Q:会員になるための条件はありますか?

「条件は特にありません。原則としてボストン地区の日本人大学院生を対象にしていますが、会員の中には外国人学生や学部生、前述のようにイーストコーストの他都市の大学院生もいらっしゃいます。JAGRASSに興味のある方は、我々のウェブサイトに是非一度アクセスしてみて下さい。会員になりたい方は、サイトに掲載されているボードメンバー宛てにメールを頂ければ、登録の手続きをさせて頂きます。ちなみに私のメールアドレスはYnarasawa@msn.comです」

Q:会員の方々の就職状況について教えて下さい。

「日本では英語という言葉が武器になりますが、アメリカでは逆に言葉が足かせになります。ですので、やはり日本での就職を考える人が多いですね。業種や職種は様々ですが、自分の過去のキャリアの延長上で就職を選択する人が多いようです」

Q:留学経験を「就職」に活かすために、在学中にしておくべきことがあればアドバイスをお願いします。

「私自身学生として、どうすればいいのかというのはよく分かりませんが、これだけは身に付けるという重点科目を決めて、それを一生懸命勉強することがまず第一だと思います。ただ、一方で、将来的に進学(Ph.D.など)の予定がないのであれば、まんべんなく良い成績を取るよりも、たくさんの人と会ったりいろいろなことにチャレンジしてみることが大切だと思います。私の知人の中には、在学中に起業している人もいます。これが就職につながるかどうかは別として、実りは多いと思いますし、日本人の弱点である交渉力・英語力・マネジメント能力を身に付けるためには、実際に自分で何かをやってみるのが一番の近道ではないでしょうか。その中でいろいろな人との出会い、新しいキャリアプランも生まれてくると思います。留学は勉強するいい機会であると同時に、組織に属していてはなかなか出来ないことにチャレンジするいい機会でもある、という捉え方をしてみても面白いのではないでしょうか。私自身も、なかなか時間がなくて出来ないというのが実情ですが」

Q:最後に、今後のJAGRASSの抱負を教えて下さい。

「将来的にはアメリカ、 ヨーロッパ、そして日本の日本人大学院生をネットワークし、各国のVenture business、NPOをつなげるプラットフォームとしての役割を果たせる組織にしていきたいと考えています」


 

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