秀嶋康成  (凸版印刷マルチメディア事業部・番組制作プロデューサー)

「留学で得た知識でアピール 目指す仕事に就く」

凸版印刷マルチメディア事業部
番組制作プロデューサー

秀嶋康成さん(30歳)

会社を辞めて「本当に自分がやりたい仕事に就きたい」一心でNYに留学。秀嶋さんは在学中に学んだ知識を武器に、目指していた業界でのUターン就職を果たした。その後再び転職も経て、現在着々と「武器」に磨きをかけている。

ビジネス系からマルチメディアへ進路変更

秀嶋さんのキャリアは、まず銀行の貸付業務からスタートした。最初は「商売の勉強ができればいい」という軽い気持ちで入社したが、実際に働いてみると、待っていたのは残業と営業ノルマに追われる日々。精神的にも肉体的にも疲れ果て、1年も経たないうちに「仕事を辞めたい」と考えるようになったという。

しかし、「商学部出身で特に技術もないまま転職を狙っても、結局、営業職に就くしかないのではないか?」秀嶋さんは、ここで初めて「本当に自分がしたい仕事」について真剣に考えるようになる。そんな秀嶋さんの目に留まったのが、当時マスコミで話題になっていた「マルチメディア」だった。
マスター取ればマルチメディアで就職できる?

「実は、その時はマルチメディアってなんだか、よく分からなかったんですよ。でも、もともと映画や音楽に興味があったので、この分野で仕事ができればいいなと思い始めました。とはいっても、何のスキルも技術もなくてできる分野ではありませんから、アメリカの大学でマルチメディアの勉強ができることを雑誌で知った時は、『アメリカに行って勉強しよう! マスター取ったら仕事もあるに違いない』と、即アメリカ留学を決意しました」

その後、秀嶋さんはNY州ニューヨーク大学に留学。「Communication & Technology」を専攻し、3年間ビデオやコンピュータを使用したコンテンツの制作を学んだ。予定通りマスターを取得して卒業した後は、プラクティカル・トレーニングを取らないままに帰国、日本で就職活動を開始した。
Uターン就職成功、希望通りの仕事をゲット

就職先の狙いはメディア関係に絞り、就職情報誌で希望の職種を見つけてはレジメを送った。「実家が福岡なので、就職情報を得るのが難しく苦労した」というが、帰国後1カ月で富士通ラーニングメディア第3研修部に、コンテンツ制作ディレクターとして就職決定。ここでウェブやCD-ROMを使用した教育コンテンツの制作に関する企画・制作指揮を行っていたが、2年後、「もっと違うコンテンツを作りたい」と退社することに。

その後、次はCS放送プロジェクトのプロフェッショナル社員として、凸版印刷・マルチメディア事業部に入社する。ニューヨーク大学時代からビデオ制作を主にやっていた秀嶋さんにとって、「ここで作られているSkyPerfectTVのCS放送に興味があった」のが入社の決め手となった。

「現在はSkyPerfecTV [Jドキュメント750]の番組のプロデュースが主な仕事です。これまでに手がけた作品には『ゆうゆうパソコン倶楽部』『アウトドアの達人達』『マネー道場』『JAZZ MY LIFE』『西洋館物語』などがありますが、NYにいる友人のお陰で企画が実現したものもあり、感謝しています。留学中に得たネットワークは大きいですね」

自分を客観的に見つめることが大切

留学を経て、最初の目標通り着々とメディア業界でキャリアを積んでいる秀嶋さん。「留学して技術を身に付ければ仕事が見つかる」という考えは正しかったようである。ただし、目指す仕事を手に入れるには将来のビジョンをはっきり持つことが必要であるという。

「自分は何がしたいのか。そして、それを実現するためには何が必要で、今自分が持っている武器は何なのか。まず自分を客観的に見つめることが重要だと思います。留学した人は、高い投資をしてアメリカで学んだのだから、何か必ず武器を身に付けたはずです。その武器を活かして効果的に利用すれば、日本で希望する仕事に就くことは難しくはないと思います」

秀嶋さんがこれまでのキャリアで身に付けたのは、留学中に築いた海外ネットワークと、ビデオ・CD-ROM・ウェブの制作能力。今後さらにキャリアを積むことで、秀嶋さんはこれらの武器をより強力に、そして信用されるものにしていきたいという。

 


 

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