大谷奈津枝  (デロイトトーマツコンサルティング社・EAI事業部・コンサルタント)

「アメリカで合同企業説明会に参加、在学中にUターン就職先内定」

デロイトトーマツコンサルティング社
EAI事業部シニア・コンサルタント

大谷奈津枝さん(25歳)

1993年に高校を卒業後、日本外国語専門学校米国留学科に入学。94年、米ウエストバージニア州ベサニー大学に編入留学。97年5月にベサニー大学を卒業後、日本へ帰国。同年7月デロイトトーマツコンサルティング社に入社。現在は同社EAI事業部でシニア・コンサルタントとして活躍中。

大学卒業をひかえ、本格的な就職活動を前に「ちょっと就職活動の雰囲気に触れてみよう」という軽い気持ちで参加したボストン・キャリアフォーラム。しかし、大谷さんはこのキャリアフォーラムでのチャンスをものにし、大学在学中にアメリカにいながら、大手コンサルティング会社デロイトトーマツコンサルティング社(DTC)の内定を獲得。今回は大谷さんに、アメリカで開催されている合同企業説明会を上手に利用するポイントを中心に、お話しをうかがった。

Q:まずは、留学しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

「高校2年の時、卒業後の進路について迷っていた時に、ある雑誌で専門学校に米国留学科があることを知り、興味を持ったのがきっかけです」

Q:ベサニー大学を留学先に選んだ理由は?

「学生数の少ない小規模な大学に行きたいと思っていました。ベサニー大学は小規模ながらも、全米のBest College 300に選ばれている大学だったのが一番の理由です。また、日本人留学生が比較的少なかったのも理想的でした」

Q:ベサニー大学ってどんな学校ですか?

「学生数は少ないのにキャンパスは広大。キャンパスは山の上(まさに)にあって、寮から教室までの移動に坂を下ったり、上がったり、それだけでいい運動でしたね。田舎なので治安もよく、町の人達ものんびりしていて、とてもフレンドリーでした」

Q:大学での専攻は?

「大学ではManagerial Economics(経営経済学)を専攻しました」

Q:大学では具体的にどのような勉強をしましたか?

「Economics(経済学)を中心に、Management(経営学)やAccounting(会計学)の基本など、ビジネス全般について勉強しました。特に専攻のEconomicsのコースでは、ある一定期間の経済動向を分析するために、『データ収集→データのグラフ化→歴史的背景や政治情勢などの要因を考慮しながら分析→なぜそのような軌跡をたどるのか解明→発表』などのケーススタディを何度もやりました」

Q:ビジネス系以外で、現在の仕事にとても役立ったクラスはありますか?

「週2時間あったコンピュータのクラスはとても役立っています。経済学専攻の必修科目で、主にExcel、Lotus、SPSS(経済動向を分析するためのソフト)の使用方法を習得しました。この職種に限らずですが、最低でもWord、Excel、Powerpointなどは使いこなせないと、論文を提出したり、人前でプレゼンをする時などに困るので、大学時代に『PC慣れ』しておくことは必須ですね」

Q:現在のお仕事はどのように探しましたか?

「大学卒業を5月にひかえた前年の10月に、ボストンで開催されたキャリアフォーラムに参加しました。その際に現在の会社であるDTCの面接を受け、その2日後ぐらいに内定の電話を頂きました」

Q:合同企業説明会で採用面接が行われたのですか?

「DTCの場合はそうでした。しかし、会社によって、そこで面接をするところもあれば、会社の説明だけで終わるところ、また筆記試験を実施するところなど、いろいろあります。実際に、このキャリアフォーラムではDTCも含めて3社ほど回ったのですが、そのうち1社は筆記試験もありました」

Q:面接ではどのようなことを聞かれましたか?

「持参したレジメを見ながら、大学での勉強内容やクラブ活動などについて質問されました。後はちょっとした雑談をして、約10分ぐらいの面接でした。実を言うと、これで『内定の合否』が決まるとは思っていなくて、かなりリラックスして面接を受けていましたね。面接が終わって、『結果は後日連絡します』と言われて、初めて合否がでる面接だったと知りました」

Q:合同企業説明会に向けて、何か準備をしたことはありますか?

「送られてきた参加企業の資料に目を通した程度です。その資料を参考に、当日回る会社はあらかじめ決めていました。しかし、筆記試験はまったく予想していませんでしたね」

Q:合同企業説明会に参加する際のポイントは?

「通常週末の3日間(金・土・日)に行われると思うのですが、できれば金曜日に参加することをオススメします。やはりほとんどの人は金曜日は授業があるため、参加者は土・日に集中します。できればあまり人がいない金曜日に参加して、人事担当者に印象づけるのが良いと思います」

Q:内定から入社までの準備期間に、何かできることはありますか?

「私の場合、入社前に何度か会社に足を運び、その際に会社の人と交流を図ったりしていました」

Q:現在会社ではどのようなお仕事をされていますか?

「EAI事業部という部署で、『ERPパッケージ』の導入支援をしています。現在はSAP社の『R/3』というシステムの導入PJに従事しています。基本的に自分の会社で仕事をするのではなく、クライアント先に駐在し、PJメンバーとして一緒に仕事をします」

Q:最後にUターン就職を目指す留学生にアドバイスをお願いします。

「あまり、就職ということだけにとらわれず、自分の興味のあるもの、やってみたいことなどはどんどん積極的に行動を起こして、実践して、経験して下さい。それが後々、仕事をしていく上や自分の人生に、いい影響を与えることになるはずです」

 

 

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