麻生尚輝  ( アサヒビールUSA, Inc. .・ 社長 )

「巨大市場に挑む! タフな人間性を求む」

アサヒビールUSA, Inc.
社長

Q:現地での求人はどのような状況ですか?

「現在は、必要なポジションができたら採用するという状況です。おかげさまで、アメリカでの認知度も上がってきて、求職者からの履歴書はよく届くのですが、『優れた人材がいたら採用しよう』という方針です」

Q:それでは、あまり人の動きはないのでしょうか?

「そのようなことはありません。アメリカでは、アメリカ式にビジネスをやっていますし、現在、アサヒビールUSAは勝負の時期ですから、やりがいのある反面、大変厳しい職場です。適材適所を重要視しますので、必要な人材の確保はいつでも行います」

Q:どのような人にきてもらいたいですか?

「パワーのある人、そして忍耐強い人ですね。それと何よりも、あきらめない人でしょう。アメリカというのは、規制が多く、ビールを売るには厳しい場所です。また、すでに確立した大きなブランドもありますから、そこに食い込んでいけるだけの、タフな人を求めています」

Q:採用の基準は?

「人物重視ですね。アサヒビールUSAは、セールス&マーケティングが中心の会社ですから、人間性を見極めて採用します」

Q:現在の米国市場でのアサヒビールの認知度は?

「ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルルなどでは昨年から今年にかけての広告で、かなりの知名度を得てきました。これからは、アトランタ、シカゴ、ヒューストン、デンバー、ダラス、サンディエゴ、サクラメントなどに展開していきます」

Q:アサヒビールというと野外のビルボードで目立っていますが、今後もこのような派手な広告活動を続けていくのでしょうか?

「基本的なアウトドア広告のスタイルは変えません。しかし、派手な広告と言われるとちょっと違うんです。やはり広告は効果的でないといけないので、目につかなければいけませんが、派手さで勝負しても効果は少ないんです」

Q:では、具体的にどんな広告戦略になりますか?

「例えば、NYメッツのホームグラウンドのシェア・スタジアムやLAドジャースのドジャー・スタジアムには、ライバルの日系メーカーのビールが入っています。これは一見、派手で効果的な営業手段と思われますが、販売数を稼ぐにはコストがかかりすぎるんです。それならば、スポーツ・バーを攻めた方が、一見地味ですが、効果は大きいんです。例えばメッツを観に行くなら、メッツのホームグラウンドなので、シェア・スタジアムに行きますよね。しかし、あるメーカーのビールが飲めるから、シェア・スタジアムに行くという人はいないでしょう。でも、スポーツ・バーの場合、仲間とスポーツを観に行くけど、何軒も選択があるんです。当然、居心地がよくて、上手いビールのある店を選ぶでしょう。そういう店にアサヒビールがおいてあって、それが口コミで広がる方が効果があります。これからも、60本のビルボードをホワイトソックスの球場に集中させる、というような広告活動はしません。ある程度の知名度を獲得したので、今後は地道な営業活動を続け、ビジネスの足元を固めます」

Q:今年のアサヒビールUSAはどのような会社になりますか?

「今年は人間で言えば、ショーアップの年になりますね。今までは、アサヒなんて全く知らないという場所で、アサヒの名前を浸透させてきました。今年は、アサヒはビールメーカーだと認めていただいた上で、アサヒ本来のビールで勝負していくようになると思います。それだけに、これまでとは違った販売戦略も必要となるので、アイディアと行動力を持った人には、実力の発揮できる、やりがいのある職場だと思います」

アサヒビールUSA, Inc.

業務内容:アサヒビール商品の販売、促進

北アメリカでは、1988年より発売してきた「アサヒスーパードライ」のさらなる品質の向上とマーケティング活動の拡充を目指して、1998年にミラー社との合弁会社として設立。ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、アトランタ、ヒューストン、ホノルルを拠点に、「アサヒスーパードライ」を中心とするアサヒビール製品の営業・マーケティング活動を展開する。

北アメリカで販売する「アサヒスーパードライ」は、カナダ「モルソン社」のバンクーバー工場で生産。技術者をモルソン社に派遣することで、徹底した品質管理を行う。


 

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