杉村文三郎  (アルパイン・エレクトロニクス・オブ ・アメリカ.・社長)

「未知の可能性が広がる
アメリカのカーナビ市場」

アルパイン・エレクトロニクス・オブ ・アメリカ
社長

杉村文三郎氏
カーオーディオ、カーナビ業界においてトップの地位を築いたアルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ。アメリカのカーナビ市場と、同社の今後のさらなる挑戦について聞いた。

Q:米国で日本人を採用しますか?

「致します。現地採用を積極的に推進し、現地化に努めていますが、日本人も多く入社しています。すでにアメリカで生活してきた日本人の方の、現地での採用例は多くあります。また、新たに日本から来て頂いた上で現地採用した例もあります」

Q:実際には、どのようなポジションで採用していますか?

「最近、コンピュータ技術のある方を日本から採用しました。しかし、ハードウェアおよびソフトウェア技術者、マーケティング、ロジスティクス、アドミニストレーションなど幅広い分野でオープンポジションを抱えています。米国人求職者との競争になりますが、日本語を話せることが有利な職種も多いので、チャンスは多いと思います。米国の失業率が低いことも、アメリカで働きたい日本人にとっては追い風ですね」

Q:アルパインLAの業務を教えて下さい。

「ここロサンゼルスでは、南北アメリカ大陸にあるアルパインの開発・生産・販売各社・各支店(インディアナ、オハイオ、ミシガン、ニュージャージー、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン)を統括する米州本社業務、および米国市販の本部、販売企画、商品企画、サービス等の業務を行っています。また日系企業としては唯一、ナビ・テレマティクスのソフトウェア開発を行っています」

個性と想像力で勝負

Q:日本とアメリカのカーナビ市場に違いはありますか?

「かなり違いますね。最近、商品としての認知は高まって来ましたが、いまだナビを単なる電子地図と思っている方々が多いですね。また、日本よりもかなり安いアメリカの電子製品・カー用品との価格比較の上からも、一般への大幅普及のためには、1,000ドルのマジックポイント達成が課題となるでしょう。裕福層が多く住む郊外地域の詳細地図がまだ整備されていないことも、早急に改善すべき点でしょう。またアメリカでは道路標識が完備され、住所さえわかれば、誰でも比較的容易に目的地に行けるというのも、大きな違いです。

しかし、アメリカのナビマーケットの将来性は日本よりずっと大きいと予測しています。アメリカではスタンドアローン型よりも、メーデー・テレマティクス・システムとの結合やインターネットとのリンクなど、新しいシステム、新しいビジネスとしてナビは成長していくでしょう。車室内に音、映像、ナビ情報、通信の統合ネットワークを作り出す『モービル・マルチメディア』は、アメリカ市場に適したコンセプトであり、今後この市場の開拓に全力をあげて挑戦していきます」

Q:アメリカ市場を開拓するのに、日本人を採用するメリットはありますか?

「日本人の特徴や長所短所を米国人のそれらと比較した議論がよく行われますが、要は個々人の資質の問題だと思います。本社が日本にあるので、日本語を話せるのはメリットですが、絶対条件ではありません。アルパインにとって大切なことは、日本人であるかアメリカ人であるか、ということではなく、我々の考え方に共感し、それを共に実現しようという『創造』『情熱』『挑戦』の意欲を持った人かどうかということです。アルパインは総合的な規模の大小を競うのではなく、狙いを定めた市場セグメントにおいて、他の会社とは違ったユニークなやり方でNO.1になるエキサイティング・カンパニーでありたいと考えています。アルパインの企業理念は『個性の尊重』『価値の創造』『社会への貢献』です。何か新しいものを創りたい、新しい事をやりたいという意思が大切ですね」

アルパイン・エレクトロニクス・オブ・アメリカ
http://www.alpine1.com

設 立:1978年11月6日
所在地:19145 Gramercy PL., Torrance, CA 90501
事業内容:エレクトロニクス、カーオーディオ、カーセキュリティ、カーナビゲーション販売

カーオーディオ、カーナビゲーション専業メーカーとして、車室内での「いい音」と「映像」「画像」を提供。ブランドとしては、すでにグローバル規模でナンバー1という評価を得ているカーオーディオに続き、「カーナビのアルパイン」としてのポジションも着実に固めている。「構造変動に対 応し、価値の創造を図る」をテーマに、グローバル・ローカライゼーションをさらに推し進めている。カーオーディオ事業の更なる拡充に取り組むと共に、カーナビゲーションを核とする、音・映像・情報・通信の融合化、統合化をコンセプトに、モービル・メディアの未来を切り開く。


 

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