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リベンジ人生道場2 第一回
Q:元旦から日記をつけ始めたのに、もう挫折しそうです。こんなの書いてもムダな気がしてきて…。日記って、何かに役立つでしょうか?(24歳・アルバイト・女)
A:僕はアメリカの大学に留学していた4年間、世界35カ国を旅しながら、日記をつ けていたんだよね。あのころは、俺に落ちこぼれの烙印を押した日本を脱出して、「新しく生まれ変わってやる!」と必死だった。自分を鍛え直すために旅して歩いてたんだ。旅した場所ごとにテーマを決めて、毎日、日記を書いた。3カ月にノート1冊のペースだから、10数冊は溜まってます。それに当時は世界が激動してた時代でしょ。ベルリンの壁やソ連の崩壊、湾岸戦争もあった。そんな時代に感じたことを、書き留めておくことができたんだから、本当に幸せ者です。いま思えば、自分自身を演じるための、いいトレーニングにもなったんだ。日記を書くってことは、自分を客観的に見てる「もう一人の自分」がいるようなもの。だから、僕は絶対にウソは書かないと決めてた。人に見られるとか考えちゃうと、カッコつけたくなるし、客観視できなくなるからね。何も演じてない素の僕が、その日記のなかにいる。おかげで恥ずかしくて、いまだに読み返せないんだよね。前にも言ったけど、最近の若いコたちはみんな演じるのがヘタでしょ。たとえば、土下座してでも契約を取らなきゃいけない状況なのに、プライドが邪魔したり、恥ずかしくてできないんだよね。

  僕は、自分の人生の主演であると同時に、脚本家でもあるんだって、自分に言い聞かせてる。僕の人生は、板越ジョージの監督・脚本・主演の“映画”なんです。ムカつく客に土下座だってできる。「復讐を胸に誓い、土下座するジョージであった」なんて想像すると、「俺ってカッコイイ」って単純に思えちゃう。恥ずかしくないよ。だって“映画”だもん。日記は、こういう訓練にもなるんだよ。(初出:週刊SPA!)

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